5W1HでDXを考えてみる

仕事をしていると「デジタルトランスフォーメーションをしていく!」みたいなノリが個人的にあるなと感じていて、現職でも同様に「我が社もデジタルトランスフォーメーションをしていきます!」みたいなことを言っている。

何かをすっ飛ばして話をしている感じがどうも納得できない・・・

宣言に関しては特段問題ないのですが蓋を開けてみると本当にそれはDXなのか・・・という引っ掛かりがあったので棚卸しすることに。

また、私の感覚的な認識のズレがあるのではないかと思ったので調べてみました。

目次

デジタルトランスフォーメーションとは

「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という仮説である。

ビジネス用語としては定義・解釈が多義的ではあるものの、おおむね「企業がテクノロジー(IT)を利用して事業の業績や対象範囲を根底から変化させる」というIT化といった意味合いで用いられる。

wikipediaより抜粋

根底からどれだけ変革を起こせている会社があるのだろうか・・・というところを考えるとそもそも論の疑問もあり、単なる全てをデジタル化をすることがDXだと思っている会社も多そうだなと・・・。

なぜDXと略されるのか

英語の接頭辞「trans-」には「across(を超えて)」という意味があり、後半の cross を「X」と略してDigital Transformation は「DX」と表記されることが多い

wikipediaより抜粋

接頭辞「trans-」に「across」という意味があるということは調べてみて改めて理解できることだと感じました。

つまりは、wikipediaで冒頭に書かれている定義よりもデジタルを超えたビジネス戦略を考えるということかな?と勝手な解釈をしています。

DX戦略には段階がある

デジタルトランスレーションとデジタイゼーションとデジタライゼーションの違いが書かれていることもあるけど、実際相関関係があり、違いではなく段階的なものと捉えられる。

デジタイゼーション(業務のデジタル化と効率化)

「アナログ情報をデジタル形式に変換する」という「技術的プロセス」と定義される。

wikipediaより抜粋

業務の効率化のためにアナログ・物理データのデジタル化を行うするデジタル導入期。

デジタライゼーション(ビジネスの変革)

産業、組織、市場などの中で技術的に誘発されて「組織プロセス」または「ビジネスプロセス」が変化することである。

wikipediaより抜粋

個別の業務・製造プロセスなど工程諸々のデジタル化。

デジタルトランスフォーメーション(ビジネスの変革を推し進め、企業風土自体を変革する)

「デジタライゼーションの社会全体への影響」と説明される。デジタイゼーションはデジタライゼーションのプロセスを可能にし、既存のビジネスモデル、消費パターン、社会経済構造、法律・政策施策、組織パターン、文化的障壁、社会そのもののデジタル性を変革し、変化させる機会をもたらす

wikipediaより抜粋

会社のみならず社会(顧客起点の価値創出)のための事業やビジネスモデルの変革のこと。

デジタイゼーション、デジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーションを図式化してみると段階的な部分があるのが理解できる。ただし、経済産業省「DXレポート2 中間取りまとめ(概要)」のに書かれている通り、順に検討するものではないとのこと。

段階はともかく調べれば調べるほど必要性が出てきますし、DX自体ユーザー起点の会社の価値創出であり、そのために組織プロセスとしてデジタル変化が必要となってくると言うことでしょうか。

5W1H

ビジネスやマーケティングとして使われる用語です。

文章を構成、質問、情報が明確になり相手に伝わりやすくなると言われてます。

  • Why・・・何のために(目的)
  • What・・・何をするのか(活動内容)
  • Who・・・誰が、誰のために(責任者・対象者)
  • When・・・時期・頻度・長さ(時間)
  • Where・・・どこで(場所)
  • How・・・どんなふうに(方法)

前述の通り、ユーザー起点の会社の価値創出がDXということであればユーザーを知ることが必要ということになるので、5W1Hなどでユーザーを知ることも重要なプロセスではないでしょうか。

さいごに

新しい会社と古い会社でデジタル推進の考え方やスピード感、価値の違い、スタッフのレベル感などなど課題が発生しているように思えますが、特に古い会社は体質もあり難しい部分が出てきているなと感じています。

現職は古い会社なので体質の部分のハードルが高い。会社で「DXだ!」と言われてもしかしたら自分の認識がずれているのかも?と考えたこと。また、会社で業務効率を少し行っていますがスタッフがどういう人物なのかというのを洗い出して提案しており、デジタイゼーション・デジタライゼーション・デジタルトランスフォーメーション、ユーザーなのか社内なのかは別として人物像の洗い出しが必要だと思いましたし、どのように今後自分がコミットできるかという再認識のためにも調べてみました。

結局、ユーザー起点の想起をするためには、業務効率をはかり包括的に業種に対してレガシーなものから新たなサービスを考えリスタートさせ、新しいユーザーとの接点を図るものだと実感しています。

まだまだこの領域に対して考え方が甘いかもしれないけども、デジタルを通して顧客とのコミュニケーションを考えるというのは非常に楽しみです。

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